井上ワイナリーは、1884年創業の井上石灰工業が母体です。石灰をベースに開発した新JAS法有機栽培適合「ICボルドー」は、国内外で知られる殺菌剤で、発売以来、ブドウ栽培をはじめ多くの果樹栽培の品質向上に大きな役割を果たしてきました。そのノウハウとICボルドーを活用し、ブドウ栽培には向かないと言われるこの高知で、土地に適したブドウを育て、地域ごとのワインを造ろうと2012年から挑戦を始め、2016年に会社を設立。2021年には「のいち醸造所」を竣工し、自社醸造を開始しました。地域の方々の力をお借りして耕作放棄地を開墾し、地元の老人クラブや高校生に収穫、ラベル作りに参加いただくなど、持続可能で地域活性化に貢献する取り組みも行っています。2022年には醸造所内にショップを併設した「井上ワイナリーのいち醸造所&SHOP」をオープン。醸造所を眺めながらの試飲・販売、グロサリー商品やスイーツの販売も始めました。
「高知でしか造れないワインで、高知の新しい食文化を創りたい」。このテーマを目標に、井上ワイナリーはワイン造りを行っています。